【初心者向け】イールドファーミングとステーキングの違いは?お金が「働いて増える」DeFiの仕組みをやさしく解説

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仮想通貨を預けて増やす仕組みの中に「ステーキング」以外にも、「イールドファーミング」があることをご存知でしたか?

イールドファーミングは、単に仮想通貨を預けるだけで利息をもらうステーキングとは少し違い、複数の通貨を組み合わせて運用し、より高いリターンを狙う方法です。
まるでお金を“働かせる投資”のようなもので、DeFi(分散型金融)ならではの楽しみ方のひとつ。

この記事では、ステーキングとイールドファーミングの違いを、初心者でも深く理解できるようにやさしく解説します。
そしてさらに、それぞれのメリット・デメリット、リスクを抑えて始めるコツも紹介しますね。
これを読めば、DeFiでお金を働かせるイメージがしっかりつかめるはずですよ。

クリックできる目次

イールドファーミングとステーキングの違いは?

イールドファーミングとステーキング、どちらも「資産を預けて報酬を得る」仕組みですが、
実は目的やリスク、得られる報酬の種類が少しずつ違います。
まずは、それぞれの特徴をわかりやすく比べてみましょう。👇

項目イールドファーミングステーキング
目的取引や流動性の提供ネットワーク運営(ブロック生成・承認)
運用の仕組みプロトコルに資金(トークンペア)を預け、取引手数料や報酬トークンを得る特定の通貨をロックしてネットワークに参加
報酬の源泉流動性提供による手数料 + 報酬トークンブロック報酬や利息
利回り高利回りも可能だが変動大(年利数十%〜100%超)比較的安定(例:年利数%〜10%)
リスクトークン価格変動・インパーマネントロス・スマートコントラクトリスクなど基本的には通貨価格変動リスクのみ

ステーキングは“通貨を預けておくだけ”の運用が多いのに対し、
イールドファーミングは流動性提供の組み合わせリスク要因が多く少し仕組みが複雑ですね。
ただし、その分高い利回り(APR)を狙える可能性があります。

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ポイントで整理しよう

  • 「預けるだけで報酬がもらえる仕組み」
  • ネットワークを支える人(バリデーター)になるイメージ
  • リスクは価格変動くらいで比較的安全

ステーキング = ネットワーク運営に参加して安定的に報酬
イールドファーミング = 資産を取引用プールに預けて報酬を得る、高リスク・高リターン型です。

イールドファーミングとは?

イールドファーミング(Yield Farming)とは、
DeFi(分散型金融)サービスに自分の暗号資産を預けて報酬を得る仕組み
のことです。

たとえば「Uniswap」や「Curve」などの取引所(DEX)では、ユーザー同士が直接トークンを交換します。
このとき、あなたが取引のための“資金(流動性)”を提供すると、
その見返りとして手数料や報酬トークンがもらえる
のです。

つまり、銀行が預金者から集めたお金で運用して利息を払うように、
DeFiではあなた自身がその「銀行の役割」を担うイメージです。

イールドファーミングの基本構造

まずざっくり言うと:

ユーザーがDeFi(分散型金融)プラットフォームに仮想通貨を預け、
その資金を取引やレンディングに使ってもらうことで報酬を得る仕組み

です。
ただし、この「預ける」といっても、単一のトークンを入れるだけではないのが複雑さの元です。

複雑ポイント①:流動性提供(LP)の仕組み

イールドファーミングの多くは「DEX(分散型取引所)」の流動性プールに資金を入れます。
(DEXはDeFiの中のひとつ。通貨の売買(交換)に特化したサービスです。)

例:
・あなたが ETH と USDT のペアを提供するとします。
・DEX(例:Uniswap)はこのペアでユーザーが取引できるようにします。
・あなたは流動性提供者(LP)として手数料を受け取れます。

でもここで重要なのは、

「ETHだけ」や「USDTだけ」ではなく、両方のトークンを同じ価値分提供する必要がある。

つまり:
・ETH価格が変動したらプール内の資産比率が変化する
・結果的に 「インパーマネントロス(impermanent loss)」 が発生する可能性がある

👉 この「価格変動 × プール比率調整 × 手数料報酬」のバランスが、仕組みを複雑にしています。

インパーマネントロスImpermanent Loss)とは、
主にDeFi(分散型金融)における自動マーケットメイカー(AMM)型の流動性プールに資金を提供した際に発生する「一時的な損失(または相対的な利益の減少)」のことを指します。

簡単に言うと…
流動性プール(例:Uniswap, SushiSwapなど)に「2種類の通貨」を預けるとき、それぞれの価格変動によって預けた資産の比率が変わるため、
「そのまま通貨を持っていた場合」より価値が減ることがある ──
これが「インパーマネントロス」です。

複雑ポイント②:報酬の多層構造

イールドファーミングでは、報酬が1種類だけではないことも多いです。

例:
1.取引手数料の一部(DEXの基本報酬)
2.プロトコル独自トークンの報酬(例:CAKE, SUSHIなど)
3.それをさらに別のプールに再投資して「複利運用」

→ このように、報酬を受け取ってまた別のプールに預ける “ファームのはしご” ができます。
結果的に、「どこにどのトークンを入れているのか」「報酬がどこから来ているのか」が分かりづらくなるんです。

複雑ポイント③:リスク要因が複数ある

イールドファーミングは、「仮想通貨を預けて報酬を得る」仕組みの中でも、
最もリターンが大きい代わりに、リスク要因も複雑に絡み合っているのが特徴です。
それぞれが独立して存在するため、複合的にリスクが高くなることが多いです。

リスクの種類内容具体例
スマートコントラクトリスク契約コード(スマートコントラクト)にバグや脆弱性があると、資金が盗まれる可能性例:ハッキング・フラッシュローン攻撃
インパーマネントロス(IL)預けたトークンの価格が変動し、元本が減少するリスク例:ETH/USDCペアでETHが高騰 or 下落
③ トークン報酬の価格変動リスクファーミング報酬としてもらうトークンの価値が下がる例:報酬の「ガバナンストークン」が暴落
④ プロトコルリスク運営チームの不正・設計ミス・アップグレード失敗など例:開発者が管理権限を悪用して資金を抜く
⑤ 価格オラクルリスク外部データ(価格フィード)に誤りや操作があると清算・価格崩壊が起こる例:Chainlinkが停止、価格操作による損失
流動性リスク預けた資金を引き出せなくなる・取引が成立しない例:TVL(預入総額)の急減、プールが枯渇

イールドファーミングのメリットへ戻る👇

例えるなら…
銀行にお金を預けて利息をもらう、というよりは
「共同出資で市場を作り、その売上の一部を分配してもらう」イメージです。

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そのため、単純な「預ける・もらう」ではなく、
市場(DEX)の動き・価格・需要 に連動する、複雑な金融構造になっているわけです。

気になったんだけど「DEX(分散型取引所)」の流動性プールに資金を入れるとき、ETHだけでもいいの?

❌ いいえ、基本的にはETHだけではダメです。
ペア(2種類の通貨)をセットで預ける必要があります。

えっ⁉なんで両方必要なの?

AMMはプールの中で自動的にトレードを成立させる仕組みなので、どちらかを“買いたい人”にはもう一方を“売る”必要があります。もしETHしか入ってなかったら、USDCを買いたい人に売ることができませんよね。
だから常に両方の通貨を用意しておく必要があるわけです。

AMM(自動マーケットメイカー)とは?

AMM(Automatic Market Maker)は、
Uniswap などの分散型取引所(DEX)で使われている仕組みです。

ここでは、「流動性プール」と呼ばれる箱に資金(例:ETHとUSDC)を預けることで、
他のトレーダーがそのペアを自由に交換できるようになります。
その代わりに、あなた取引手数料の一部を報酬として受け取ることができます。

🧮 AMMの基本ルール

AMMのプールは常に

ETH量 × USDC量 = 一定(定数)
という数式を維持するように、価格を自動で調整しています。

あなたが最初に流動性を提供したときの状況を例に見てみましょう。

  • ETH:1枚(当時の価格 $200)
  • USDC:$100

つまり、合計 $300分 の資産をプールに預けました。

📈 ETHの価格が上がったらどうなる?

たとえば、ETHの市場価格が $200 → $400(2倍) になったとします。

通常であれば、ETHをそのまま持っていた場合:

1ETH × $400 + 100USDC = $500

になります。

でも、AMMプールに預けている場合は少し違います。

⚖️ プールの自動調整(ETHが“自動で売られる)

AMMは「x × y = k」を保つように設計されています。
・x = ETH量
・y = USDC量
・k = 定数(流動性の積)

ETHの価格が上がると、「ETHを買いたい」人が増え、
プール内のETHは減り、USDCが増えるように自動でバランス調整が行われます。

結果的にあなたのプール内の資産は次のように変化します👇

  • ETH:1枚 → 0.707枚
  • USDC:$100 → $141.4

これをドル換算すると:

0.707ETH × $400 + 141.4USDC ≒ $282.8

・ETHが上がる → ETHを売ってUSDCを増やす(でもETHを安く手放してしまう)
・ETHが下がる → ETHを買ってUSDCを減らす(安値で買うけど価値全体が減る)

つまり、「マーケットに常に逆張りで流動性を提供している状態」です。
この逆張りが、価格変動時のロスにつながります。

それが、インパーマネントロス(Impermanent Loss)

ETHをそのまま持っていれば $500 になっていたのに、
AMMに預けていた場合は $282.8(※例)しかありません。

この「差」が インパーマネントロス(IL)=一時的損失 です。

計算すると:

$300 → $282.8
差額の $17.2(約5.7%) が損失になります。

でも、「損」するだけではない理由

実は、AMMでは取引が行われるたびに手数料収入が発生します。
あなたは流動性提供者(LP)として、
この手数料の一部を報酬として受け取ることができます。

そのため、もしプールで多くの取引が行われれば、
手数料収入がインパーマネントロスを上回るケースもあります。

どうして「インパーマネント(=一時的)」なの?

ETHの価格が再び元に戻ればプール内の比率も元の状態に戻り、損失も消えます。
つまり、価格が戻らない限りはロスが“確定”しますが、
価格が戻れば損失は消える=一時的(impermanent)という意味なんです。

なぜ“流動性プール”で自動的に価格を決めるの?

1. 中央に「管理者」や「注文板(オーダーブック)」がないから

通常の取引所(例:BinanceやbitFlyer)では、
「買いたい人」と「売りたい人」の注文をマッチングして価格を決めます。
これをオーダーブック方式と呼びます。

しかし、分散型取引所(DEX)には中央管理者が存在しません。
そのため、「誰かが価格を調整する」仕組みが使えないのです。

そこで登場したのが、
➡️ 流動性プール方式(AMM)です。

みんなが資産を預けたプールの中で、
スマートコントラクトが自動で価格を計算・調整することで、
人の手を介さずに取引を成立させることができます。

2. いつでもスムーズに取引できる

オーダーブック方式では、取引量の少ない通貨ペアだと
「買いたい人・売りたい人」がいないと取引が成立しません。

でも、AMMの流動性プール方式なら、
プールに資金さえ入っていれば、誰でもいつでも交換が可能です。

これにより、流動性の低いトークンでもスムーズな取引ができます。

3. 透明で公平な仕組み

AMMの数式(例:x × y = k)は、ブロックチェーン上で公開されています。
すべての計算がスマートコントラクトで行われ、人の介入は不可能です。

そのため、

  • 価格操作ができない
  • 誰でも同じ条件で取引できる
    という公平で透明な取引環境が実現しています

まとめ

観点内容
AMMの性質常に市場価格に遅れて反応する(自動売買)
裁定トレーダーその遅れを利用して利益を得る
LPその分だけ価値を失う(=インパーマネントロス)
ロスを避けるには裁定を許さない設計 or 価格変動のないペアしかない

なるほどね、だけどインパーマネントロスをなくすことはできないの?

AMM(自動マーケットメイカー)の数式そのものが「損を出す構造」だから、完全には消せないんだ。

これをもう少し具体的に分解して説明します👇

AMM(自動マーケットメイカー)のルール

Uniswap v2 のような一般的なAMMは、
「ETH量 × USDC量 = 一定(k)」というルールを守ります。

このルールのせいで、価格が変動したときに自動で逆方向に売買が起きます。

たとえば:

  • 市場価格がETH = $3,000 に上がる
  • プールの価格はまだ $2,000 のまま
  • アービトラージャー(裁定取引者)が、プールでETHを安く買って市場で高く売る

→ その結果、プールのETHが減ってUSDCが増える。

つまり、あなた(LP提供者)は
「ETHを安く売らされた」 状態になります。

価格が下がるときも同じ

  • 市場でETH = $1,000 に下がる
  • プールはまだ $2,000 でETHを評価している
  • アービトラージャーが、市場で安く買ったETHをプールで高く売る

→ プールはETHを高値で買わされ、USDCを失います。

つまり、ETHが上がっても下がっても、LP(流動性提供者)はアービトラージャー(裁定取引者)に少しずつ損を渡す構造になっています。

ではなぜロスをゼロにできないのか?

ロスをゼロにするには、

「プールが市場価格と同じタイミングでETHを売買できる」
必要があります。

でも、AMMは基本的にブロックチェーン上のスマートコントラクトとして動作しており、
オンチェーン(ブロックチェーン上で直接行われる処理や記録のこと)でしか動けない
ため、リアルタイム市場の価格変化には必ず遅れが出ます。

つまり、

・外部市場の価格変動にはリアルタイムで追随できない
・この“遅れ”を裁定取引者(アービトラージャー)が利用して利益を取る
 アービトラージャーが得た利益 = LPが失った価値です。

この構造的な損失が、インパーマネントロスの正体なのです。

数式で見るともっと明確

つまり、

  • 価格が動けば動くほどロスが大きくなる
  • どちらの方向に動いても損
    これはAMMの数式そのものがそう設計されているから、避けようがないのです。

じゃあLPはなぜ存在するの?

なぜ皆それでもLP(流動性提供者)をするかというと:

  • 取引手数料(0.05〜0.3%)で稼げる
  • 報酬トークン(流動性マイニング)をもらえる
  • 価格が安定しているペア(ステーブル同士)ではILがほぼない

つまり価格変動リスクを取る代わりに報酬を得る」という仕組みです。
これは言い換えると、

LP(流動性提供者)はアービトラージャー(裁定取引者)に“ボラティリティ保険”を売っている、ようなもの。

1.LP(流動性提供者)は流動性を提供することで取引手数料や報酬を得られる
2.しかし価格変動のリスクを負っている…
3.アービトラージャー(裁定取引者)がそのリスクを利用して利益を取る
4.そのため、LPは「ボラティリティのリスクを売って報酬をもらっている」と表現できる

インパーマネントロスに関する主要な論文とその要点
1.「UNISWAP: Impermanent Loss and Risk Profile of a Liquidity Provider」
著者: Andreas A. Aigner & Gurvinder Dhaliwal
概要: Uniswap v2のIL関数を修正し、半無限ドメインでのILを分析しています。また、v2とv3の違いについても言及しています。
リンク:
arXiv:2106.1440

2.「Impermanent Loss in Uniswap v3」
著者: Stefan Loesch, Nate Hindman, Mark B Richardson, Nicholas Welch
概要: Uniswap v3におけるILを分析し、集中流動性とレバレッジの影響を評価しています。17のプールを分析した結果、LPは約2億6,010万ドルのILを被り、手数料収入は約1億9,930万ドルであったと報告しています。
リンク:
arXiv:2111.09192

3.「A General Framework for Impermanent Loss in Automated Market Makers」
著者: Neelesh Tiruviluamala, Alexander Port, Erik Lewis
概要: 一般的なAMMにおけるILのフレームワークを提供し、ジオメトリック平均市場メーカー(G3M)がILの観点から最も単純なAMMクラスであることを示しています。
リンク: arXiv:2203.11352

インパーマネントロス(IL)は、
市場価格とプール価格がズレた瞬間に必ず生まれる損失です。
そして、どんなAMMでも価格を動かすのは「トレーダー」
そのトレーダーが利益を得る分だけ、LP(流動性提供者)が価値を失う構造になっています。

対策・回避策は?

  • ステーブルコイン同士のプール(例:USDC/USDT)に預ける
    → 価格変動が小さいため、ILがほぼ発生しない。
  • インセンティブ報酬(取引手数料・トークン報酬)で損失を補う
  • レンディング(貸出)やステーキングなど他の運用方法を検討

どうやって利益が出るの?

イールドファーミングでは、主に以下の2つの仕組みで報酬が発生します。

① 流動性報酬(トークン報酬)

あなたが預けた資金を使って取引が行われるたびに、プロトコルから報酬トークン(例:CAKE, UNI, CRVなど)が配布されます。
これが“利息”のようなものです。

② 取引手数料の分配

あなたが提供した流動性プール内で発生した取引手数料の一部が、出資者であるあなたに還元されます。
つまり、「取引が多いほど報酬が増える」という仕組みになっています。

イールドファーミングのメリットは?

メリット

  • 高利回り:年利数十〜数百%も狙える場合あり
  • 非中央集権:銀行や仲介業者を介さずに資産運用できる
  • 柔軟な運用:いつでも入出金できるサービスが多い

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💡 高利回り=高リスク
小さく始めて、プロジェクトの安全性を必ずチェックしましょう。

代表的なファーミング例

プロトコル主な特徴年利(目安)
Uniswapイーサリアム系最大手のDEX。シンプル設計。3〜30%
PancakeSwapBNBチェーンの代表格。操作が簡単で初心者向け。10〜100%
Curveステーブルコイン特化。リスクが比較的低い。2〜20%
Aave貸し借り型のDeFi。預けるだけでも利息がつく。3〜10%

※APR(年利)は市場状況により変動します。

イールドファーミングがDeFi特有の流動性提供による運用なら、
ステーキングはブロックチェーンの仕組みそのものを支える報酬モデルです。
次は、そのステーキングの仕組みを見ていきましょう。

次に、ステーキングとは?

ステーキングとは、仮想通貨を一定期間預けることで報酬(利息のようなもの)を得られる仕組みのことです。
銀行にお金を預けて利息をもらうのと似ていますが、ステーキングでは銀行の代わりにブロックチェーンのネットワークに通貨を預けます。

たとえば、イーサリアム(ETH)やカルダノ(ADA)などのブロックチェーンでは、「取引を安全に処理するための仕組み(PoS=プルーフ・オブ・ステーク)」が使われています。
この仕組みを支えるために、仮想通貨を保有して預ける人が必要で、その協力の“お礼”として報酬がもらえる、というわけです。

💰 ポイント
・仮想通貨をネットワークに預けて報酬を得る仕組み
・銀行の「定期預金」に近いイメージ
・主にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)という仕組みを使う通貨で行われる
・リスクはあるが、比較的シンプルで初心者にも始めやすい

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レンディングや株の配当との違いも知りたい

お金を預けて増やす仕組みって、実は身近にもたくさんありますよね。たとえば、銀行の利息や株の配当、仮想通貨を貸し出して報酬を得る「レンディング」などもそのひとつです。

ただ、これだけいろいろあると「結局どれがどう違うの?」と迷ってしまう方も多いはず。
そこでこちらでは、それぞれの特徴や違いがひと目でわかるように、ポイントを比較して表にまとめてみました。

🪙 イールドファーミング:お金を“動かして”稼ぐ(流動性を提供)
🔒 ステーキング:お金を“預けて”稼ぐ(ネットワークを支える)
🤝 レンディング:お金を“貸して”稼ぐ(利息を得る)
💼 株の配当:企業の“利益を分けてもらう”(株主として)

項目イールドファーミング(Yield Farming)ステーキング(Staking)レンディング(Lending)株の配当
仕組みDeFiに資金を預け、取引のための流動性を提供して報酬を得る通貨をロックし、ブロックチェーンのネットワーク運営に参加して報酬を得る自分の暗号資産を貸し出し、利息を得る企業の利益から株主に配当金が支払われる
報酬の源泉取引手数料+報酬トークンブロック報酬・トランザクション手数料借り手の支払う利息企業の営業利益
利回り(目安)数十〜数百%(変動大)数%〜10%程度数%〜20%程度数%前後(企業により異なる)
リスクトークン価格変動、インパーマネントロス、スマコン脆弱性通貨価格変動、ロック期間中の流動性制限貸し倒れ・スマコン脆弱性・運営リスク株価下落・業績悪化による減配
流動性比較的自由(ただし手数料やロックあり)一定期間ロックされる場合あり比較的自由(期間設定あり)売却自由(市場で売買)
リターンの安定性低(高利回りだが変動激しい)中(比較的安定)中(プロトコルにより変動)高(企業が安定していれば)
管理主体分散型(DeFiプロトコル)分散型(ブロックチェーン)分散型 or 中央集権型(CEX/DeFi)企業(中央集権)
対象者イメージ積極的に運用したい人安定的に通貨を保有したい人安定利息を狙う人長期投資で企業成長を応援したい人
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まとめ

ステーキングが「ネットワークを支えることで報酬を得る仕組み」なのに対し、
イールドファーミングは「流動性を提供し、市場に資金を循環させることでリターンを得る」仕組みでした。

どちらも資産を“預けて増やす”という点では同じですが、
イールドファーミングはより複雑で、複数のリスクが絡む分だけ戦略性も高い領域です。

しっかり仕組みを理解し、リスクを見極めながら運用すれば、
あなたの資産は“ただ持っているだけ”から“働いて増える”ステージへ進むことができます。

DeFiは少し複雑に見えますが、基本を押さえれば誰でも始められる世界です。
まずは小さな一歩から、あなたのお金に新しい働き方を与えてみましょう。

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この記事を書いた人

資産運用について書いています。参考になると嬉しいです。

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