仮想通貨をただ保有しているだけではもったいない――。
そんなときに注目されるのが「レンディング(貸暗号資産)」です。
取引所に仮想通貨を貸し出すことで、利息を受け取りながら資産を効率的に増やせる仕組みで、銀行の定期預金に近いイメージ。
とはいえ、取引所によって利回りや対応コイン、途中解約の可否などは大きく異なります。

どの取引所を選べばいいの?



初心者でも安心して使えるのは?
と迷う人も多いでしょう。
この記事では、国内で利用できる主要取引所のレンディングサービスを比較し、おすすめサービスを紹介します。
これからレンディングを始めたい人に向けて、利回りだけでなく安全性や使いやすさの観点からも解説していきます。
仮想通貨レンディングとは?
仮想通貨レンディングとは、自分が保有している仮想通貨を取引所やレンディング業者に貸し出し、その対価として利息(利回り)を受け取れるサービスのことです。
イメージとしては、銀行にお金を預けて利息をもらう「定期預金」に近い仕組みです。
ただし、銀行よりも利回りが高いのが特徴で、取引所によっては 年利数%〜10%以上 の利息を得られる場合もあります。
簡単仕組みの流れ
1.ユーザーが仮想通貨を取引所や業者に貸し出す
2.貸し出された仮想通貨は、取引所や機関投資家の取引・運用に利用される
3.その利益の一部が「利息」としてユーザーに還元される
メリット&デメリット・リスク
1.安定した利回りを得られる
・銀行預金よりはるかに高い利率(3〜12%程度)が期待できる。
・価格が動かなくても「利息収入」が発生する。
・手間がかからない(ほったらかし運用)
2.トレードのように常にチャートを見なくてもOK
・取引所のサービスを使えば数クリックで開始できる。
・複利効果で資産が増える
・再投資できるタイプなら、利息が利息を生む「複利」が効く。
3.ステーブルコインなら価格変動リスクを抑えられる
・BTCやETHだと値動きの影響を受けるが、USDTやUSDCなどを貸し出せば「ほぼ円やドルの価値と連動した利息収入」が得られる



「仮想通貨レンディング=仮想通貨版の定期預金」
ただし、銀行と違ってリスクもあるため、少額から始めて仕組みに慣れるのがおすすめです。
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国内取引所レンディング比較(初心者向けに主要コイン比較)
各取引所・サービスで公開されているレンディング利回り(年利)例を通貨別に整理したものです。実際の利回りはキャンペーンや募集によって異なる可能性があります。
通貨ごとの対応レンディング利回り一覧
通貨 | PBRレンディング | BitLending | SBI VCトレード | BITPOINT | BITTRADE | Coincheck | GMOコイン | bitbank | bitFlyer |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BTC | 10~12% | 8% | 0.1% | 対応なし | ~1.15%(180日募集) | ~1.00%(90日募集)30日:2.0% | 14日:1.0%対応なし | 0.2% | ・募集終了3.05%(182日) | ・申込受付終了2.65%(182日)
ETH | 10~12% | 8% | 申込受付終了 | 対応なし | 対応なし | 30日:2.0% 90日:3.0% | 14日:1.0%対応なし | 最大年利1.0% | 対応なし |
XRP | 10~12% | 7% | 申込受付終了 | 対応なし | ~1.15%(180日募集) | ~1.00%(90日募集)30日:2.0% | 14日:1.0%対応なし | 最大年利0.2% | 2.45%(182日) 3.05%(182日) | ・申込受付終了2.20%(182日)
ADA | 10~12% | 対応なし | 申込受付終了 | 対応なし | 対応なし | 対応なし | 対応なし | 2.0% | ・募集終了対応なし |
USDT | 10~12% | 10% | (今後対応可能性あり) | 対応なし対応なし | 対応なし | 対応なし | 対応なし | 対応なし | 対応なし |
USDC | 10~12% | 10% | (今後対応可能性あり) | 対応なし対応なし | 対応なし | 対応なし | 対応なし | 対応なし | 対応なし |
2025年10月時点



PBRレンディングって全部の通貨が10%~12%も利回りあるの!?



PBRレンディングでは、公開されているプランでは“年利10%(通常)”“年利12%(プレミアム)”という設定がされており、取り扱い通貨も BTC/ETH/ADA/XRP/USDT/USDC の6種類とされているため、これらの通貨で10〜12%近辺の利回りを見込める可能性があります。
ただし、実際の利率は通貨・貸出期間・募集時条件・運用成果などによって変動する場合があります。
取引所レンディング比較表
取引所別レンディング比較表
サービス / 取引所 | 年利(金利)傾向 | 対応通貨数 | 最低ロック期間 | 途中解約可否 | 最小 貸出数量 | 募集方式 | 信頼性 / 運営体制 | 手数料・注意点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PBRレンディング | 高め(10%~12%) | +ステーブルコイン | BTC,ETH,XRP,ADA1か月以上 | (特別な事情がある場合は中途解約が可能、解約手数料として対象暗号資産の20%相当を、返還する対象暗号資産から控除する可能性あり) | 最短30日以降可↓表チェック | 常時受付 | 新興サービス、高利狙い | 返還時・解約時に通貨別手数料あり、利率は変動 |
BitLending | やや高め(7〜10%) | BTC,ETH,XRP,SOL +ステーブルコイン | 30日〜 | 最短30日以降可 | ETH:0.07ETH XRP:75XRP SOL:1.3SOL USDT:200USDT USDC:200USDC DAI:200DAI | BTC:.0022BTC常時受付 | レンディング特化型 | 返還手数料・年4回まで無料枠あり |
SBI VCトレード (貸コイン) | BTC:0.1% BCH:2.0% | 中〜高※現在は、BTC,BCHのみ | 銘柄数多い(36銘柄中34銘柄可能)複数のコースあり(期間は銘柄・プランによる) | (貸出期間満了時返却) | 原則途中解約不可BCH:1 | BCT:0.03コース選択方式 | SBI 系列で信頼性高め | 手数料は主に返還・出庫時コスト等、詳細プランに依存 |
BITPOINT (貸して増やす) | 低 0% | FLRのみ | 1か月~ | (募集期間中貸出中は引き出せない) | 基本的に解約不可0.01FLR以上 | 受付型 | 募集時中堅国内取引所 | 貸出中は出金不可、破綻リスク・分別管理外の可能性あり |
BITTRADE (貸暗号資産) | BTC / XRP:1.00%(90日) / 1.15%(180日) | 中〜低BTC、XRPのみ | 90日〜、180日 | (途中解約不可とされる募集多数) | 原則不可XRP:30XRP | BTC:0.001BTC定期募集方式/特別募集型 | 中小~中堅取引所 | 募集枠制、申込期間限定、返還は貸出満了時のみ |
Coincheck | (1% ~ 最大5%) | 中程度銘柄数多い(36銘柄中35銘柄可能) | 14日等の短期プランあり | 基本不可 | 最低10,000円~ | 募集制 | 大手で知名度・信頼性高め | 人気銘柄は枠がすぐ埋まる |
GMOコイン | 低 0% | FLRのみ | 1か月~ | 原則不可 | 無 | 募集制/コース制 | 上場企業運営 | 数年前(2023年)まで募集していたようだが、現在は運用なし | 募集期間や枠制限あり
bitbank | (0.2〜5.0%程度) ※募集月ごとに0.1~5.0%で決定 | 中〜低(34銘柄) | 全通貨対応1年 | 中途解約可能 手数料あり(5%) | bitbankに認められた場合に無 | 募集制 | 中~大手 | 中途解約手数料、募集枠制 |
bitFlyer | ・BTC (2.20% ~ 最大3.05%) ・XRP (2.20% ~ 最大2 .45%) | 中BTC、XRPのみ | 182日 | (募集期間中引き出せない) | 不可不明 | 抽選方式あり | 国内最大手 | 人気が高く申込倍率高し、募集不定期、現在募集無し |
2025年10月時点
PBRレンディングのコイン別利回り(2025年10月時点)



PBRレンディングの最低貸出数量はこちらです。
通常プランは年利10%です。
コイン | 年利(利回り) | 最低貸出数量 | 日本円換算額(約) |
---|---|---|---|
BTC | 10% | 0.003 BTC | ¥50,416 |
ETH | 10% | 0.15 ETH | ¥92,302 |
XRP | 10% | 150 XRP | ¥63,038 |
ADA | 10% | 450 ADA | ¥52,167 |
USDT | 10% | 350 USDT | ¥51,786 |
USDC | 10% | 350 USDC | ¥51,786 |
年利10%と12%利益表



PBRレンディングはプレミアムプランだと年利12%です。
わかりやすく日本円で利益も計算してみました。
通貨 | 日本円換算額 | 年利10% | 年利12% |
---|---|---|---|
BTC | ¥50,416 | ¥5,042 | ¥6,050 |
ETH | ¥92,302 | ¥9,230 | ¥11,076 |
XRP | ¥63,038 | ¥6,304 | ¥7,565 |
ADA | ¥52,167 | ¥5,217 | ¥6,260 |
USDT | ¥51,786 | ¥5,179 | ¥6,214 |
USDC | ¥51,786 | ¥5,179 | ¥6,214 |
特徴と注意点
- 利回りの変動: PBRレンディングでは、通常プランで年利10%、プレミアムプランで年利12%が提示されていますが、この利率は将来的に変更される可能性があります。レンディングの利率は、貸付先である機関投資家の需要や市場の状況、運営側の方針変更などによって変動することがあります。特に「安定して高利回りを得たい」と考えている場合は、定期的に公式情報を確認することをおすすめします。
- 貸出期間と返還条件: 通常プランは1ヶ月単位で運用を開始でき、1ヶ月経過後から途中解約が可能です。プレミアムプランは1年間の貸出期間が必要で、より高い利回りを得られます。
- 自動再投資対応: 自動再投資機能があり、利息を元本に組み込んで複利効果を狙うことができます。
手数料一覧



年率はとてもいいけれど、返還時は手数料に注意⚠️


出典:PBRレンディング
国内取引所のレンディング対象コインの現状(2025年10月時点)
BitLending


出典:BitLending
・7種類の通貨に対応
・返還手数料が年4回無料はお得
・業界最短 7営業日返還


出典:BitLending



返還手数料が年4回無料はPBRレンディングよりいいね
SBI VCトレード


出典:SBI VCトレード
- 公開されている貸出対象は34銘柄でしたが、実際に現在レンディング申し込みできるのは2種類でした。
- 高利率コースは DOTやADAなど一部アルトコイン限定
※ポルカドットは貸出期間14日間、最小3,000DOT~最大6,000DOTという条件で、税込年率20%コースが設定されたことがあります。 - 銘柄は定期的に追加・変更されることあり


34種類案内されていました。


出典:SBI VCトレード


2種類しか申し込みできないようでした。







年率20%はとてもいいですね!
他取引所のレンディングではなかなか見られません。
しかし、今のところ年率20%が設定されたポルカドットも申し込みできないし、BTC、BHCの2種類のコインしか申し込みできなくて残念ですね。
BITPOINT


- FLRのみが対象
- 抽選方式






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BITTRADE


・BTCとXRPのみ対応
・募集上限に達すると終了、申し込み翌日からレンディング開始




がありました


180日は1.15%の年利です


貸出開始日になっています






サービス豊富です



個人的には一番好きな取引画面です。
なんとなく開きたくなってしまいます。
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GMOコイン


- 数年前まで募集があったようですが、現在は募集されていないようでした。


表示はFLRのみでした




現在、募集していませんでした








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Coincheck


- メジャーなコイン中心、キャンペーンによって一部高利率銘柄あり
- WEBから貸暗号資産サービスへ登録が必須
- 最低1万円以上から対応






銘柄によって変わってきます
年率は固定です


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銘柄も豊富で、わかりやすい操作性が初心者におすすめです!
bitFlyer


- アルトコインのレンディングはタイミングやキャンペーン次第で不定期
- 現在は、申込受付終了でした。(2025年10月時点)




PBRレンディングの利回りが高く、通貨ごとに差が小さい理由
仕組みが「投資家への固定利回り保証」に近い
PBRレンディングは「貸出した通貨を一括で運用 → 利回りをユーザーに還元」という仕組み。
運用先(機関投資家や海外取引所)から得られる利益をまとめて管理し、利用者には 一定の利回りを保証する形式 をとっている。
だから「BTCは低く、USDTは高い」といった差が出にくい。
ステーブルコインを含む運用が全体利回りを押し上げている
ステーブルコイン(USDT/USDC)はDeFiや海外レンディングで20〜30%超の利回りが狙える場合がある。
その収益で、BTCやETHなど通常は利回りが低い銘柄の利息もカバーしている。
「高利回りでユーザーを集める」ビジネスモデル
国内の大手(SBIやGMO)は「安全+規制準拠」で利回りが低め。
一方PBRは、高利回りを打ち出してユーザーを集める戦略。
そのため利回りに差をつけるより「全コイン高利回り!」の方がマーケ的に強い。
リスクは「運営の信用リスク」に集約
運営が運用先でしっかり稼げている間は10〜12%が維持される。
でも、仮に運用が失敗したり取引先に問題が起きると、固定利回りが揺らぐリスクはある。
つまり「高利回り=リスクゼロではない」。



PBRレンディングは 「運用成果をまとめて均等に分配する」方式 だから、通貨ごとの差が少ないです。
背景には DeFiや海外レンディングの高利回りを取り込んでいることもあります。
利回りは魅力的だけど、運営リスクを理解して使うことが大切ですね。
まとめ
仮想通貨のレンディングは、保有しているだけの資産を効率的に増やせる便利な仕組みです。
ただし、取引所ごとに利回りや対応コイン、サービス内容が大きく違うため、「どこを選ぶか」で結果が変わってきます。
今回紹介した取引所レンディング比較表では、
・利回り重視なら PBRレンディング
・安心して始めたい初心者は コインチェック
というように、利用目的に合わせて取引所を選べることが分かりました。
まずは取引所の比較表を参考に、自分の投資スタイルに合った取引所を見つけて、小額から試してみるのがおすすめです。
慣れてきたら、複数のサービスを組み合わせて利回りとリスクのバランスを取るのも有効ですよ。
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